ある教育学徒の雑記

脳裏の落書きの保管場所

大学

なぜブログを書くのか~このブログについて

私は思考し、自分の思考を伝達しようと意志する。するとただちに私の知性が技巧(art)をもって何らかの記号を用い、それを組み合わせ、構成し、分析する。こうして1つの表現、1つのイメージができあがる。それは、以降の私にとって、1つの思考の―すなわち非…

大学生活を振り返って

1月に最後の授業が終わって以来、この記事を書こうと思っては筆を折る、ということを繰り返してきた。そうこうしているうちに梅の季節はとうに過ぎ去り、桜が咲き、卒業式まで終えてしまった。それほどに「大学生活を振り返って」というテーマで何事かまとま…

早稲田大学文科省官僚天下り問題と学の独立

普段から早稲田大学について書いている私にはワクワク(?)するようなニュースが飛び込んできた。本学教授に文科省の天下り官僚がいたという話である。何をいまs(略) ニュースに関しては以下あたりを参照してほしい。 バレバレであるし匿名とも思えない…

早大紛争から50年~未知の世代が思うこと

1966年の6月22日、第一文学部学生自治会は学生投票でスト中止を決定、155日ぶりに全学ストを解除した。この記事が投稿される頃はちょうど50年のその日であろう。 ある「時代」を表したものとして、あるいは「大学教育」という歴史の帰結として所謂「早大紛争…

「大学」はどうあるべきか

以前、こんな記事を書いたことがある。 私学の雄はどうあるべきかなんてサブタイトルをつけながら現状を批判し続けるだけの記事であったが、もう少しまじめにあるべき論を語りたく思う。ちなみに私の興味分野は本来的には、「高等教育」というよりは「中等教…

バカ田大学に物申す ~私学の雄はどうあるべきか~

kmt総長が各方面からディスられて久しいが、中々今のW大学はひどい。低能未熟大学(本学某教授談)と双璧を為す私学の雄であるはずだが、どうにも「私学」である誇りなどホコリ程もないらしい。そもそも「教育再生実行会議」なんて御大層な国の会議の座長は…

大学受験を乗り越えるということ

手が滑って(?)自分のTwitterにこのブログを晒してしまってから、案外多くの人に「読んでるよ」と言っていただけることが多くて戦々恐々としている。だいたい言語には発話される方向性が必要であるのだが、私のこれは、ただ自分の雑感を自己理解欲求を満た…

大学における「多様性」の欺瞞

多様性について、論じたばかりであるが、今度は大学における「多様性」の欺瞞について考える。 「大学は、様々な人々が集う多様性に満ちた空間です!」などというウリ文句がある。なんとも欺瞞に満ちていると私は思う。少なくとも日本第二位の学生数を誇るW…